Wordの「表」の中の数字に、三桁区切りカンマ、「円」、「¥」を挿入する場合、Word「置換」機能では一括挿入できません。そこで一旦Excelに数字データーのみコピぺしてExcelで三桁区切りカンマ、「円」、「¥」を一括挿入し、Wordの「表」に挿入完成したデーターを戻す手順を解説します。
挿入前後は以下の画像となります。(前)①数字だけ→(後)②桁区切りカンマ、「¥」挿入完成/(前)①数字だけ→(後)③桁区切りカンマ、「円」挿入完成
なお、「表」中ではなく、文章中に入力されている数字に「置換」の「ワイルドカードを使用」でカンマ、「円」、「¥」を一括挿入する方法については下記の記事で解説していますので、ご参照願います。
1. 数字にカンマと¥記号を一括挿入
2. 数字にカンマと円を一括挿入
使用ソフトバージョン
OSバージョン: Windows 11
Office バージョン:2021
ソフト:Word・Excel
1. 数字にカンマと¥記号を一括挿入
Wordの「表」の中に入力されている数字にExcelを使ってカンマと¥記号を一括挿入してWordの「表」に戻す手順を解説します。
① 数字入力されている「表」の保存Wordファイルを開く
② 三桁区切りカンマと¥記号を挿入する数字を選択
(選択方法:マウスポインターを選択範囲左上セルの左罫線にあてる→「⇒」に変わる→左クリックドラッグで選択範囲を指定)
③ 選択セルのどこかで右クリック→メニューの[コピー]を左クリック
④ 新規Excelページを開いて「ホーム」タブを左クリック→どれか一つのセルを選択→右クリック→メニューの「貼り付けのオプション:」の[📋](貼り付け先の書式に合わせる)を左クリック
⑤ Wordの「表」と同じ配列でそれぞれの数字データーがExcelのセルに分割されて貼り付けられる→選択状態のままで[,]ボタンを左クリック
⑥ 数字に三桁区切りカンマ「,」が挿入されている→選択状態のままで「数値の書式」の[▼]ボタンを左クリック→[通貨]を左クリック
⑦ 三桁区切りカンマと¥記号が挿入された数字データーを同じ配列状態で全て左クリックドラッグで選択(アクティブ)→選択セルのどこかで右クリック→メニューの[コピー]を左クリック
⑧ Wordを開く→「カンマ」と「¥」が挿入された数字データーを貼り付け戻すセルを全て選択→「ホーム」タブを左クリック→[貼り付け▼]を左クリック→「貼り付けのオプション:」の[📋A](テキストのみ保持)を左クリック
⑨ Wordの「表」に「カンマ」と「¥」が挿入された数字データーの貼り付け戻しが完了
数字にカンマと¥記号を一括挿入は以上です。
2. 数字にカンマと円を一括挿入
Wordの「表」の中に入力されている数字にExcelを使ってカンマと「円」を一括挿入してWordの「表」に戻す手順を解説します。
① 数字入力されている「表」の保存Wordファイルを開く
② 三桁区切りカンマと「円」を挿入する数字を選択→選択セルのどこかで右クリック→メニューの[コピー]を左クリック
(選択方法:マウスポインターを選択範囲左上セルの左罫線にあてる→「⇒」に変わる→左クリックドラッグで選択範囲を指定)
③ 新規Excelページを開いてどれか一つのセルを選択→「ホーム」タブを左クリック→ [貼り付け▼]を左クリック→「貼り付けのオプション:」の[📋] (貼り付け先の書式に合わせる)を左クリック
④ Wordの「表」と同じ配列でそれぞれの数字データーがExcelのセルに分割されて貼り付けられる→選択状態のままでどれか一つのセルで右クリック→[セルの書式設定]を左クリック
⑤ 「表示形式」タブを左クリック→「分類」メニューの[ユーザー定義]を選択左クリック→「種類」メニューの[#,##0]を選択左クリック(サンプルに「,」が挿入されている数字が表示されている)
⑥ 「#,##0」に「円」表記を追加するために「”円”」を入力し「#,##0”円”」にする(サンプルに「,」と「円」が挿入されている数字が表示されている)→[OK]を左クリック
⑦ 「,」と「円」が挿入された数字のセルを全て選択→どれか一つのセルで右クリック→メニューの[コピー]を左クリック
⑧ Wordを開く→「カンマ」と「円」が挿入された数字データーを貼り付け戻すセルを全て選択→「ホーム」タブを左クリック→[貼り付け▼]を左クリック→「貼り付けのオプション:」の[📋A](テキストのみ保持)を左クリック
⑨ Wordの「表」に「カンマ」と「円」が挿入された数字データーの貼り付け戻しが完了
数字にカンマと円を一括挿入は以上です。
下記の別記事で、Excelの1つのセル数字&文字列を別々のセルに分割する方法、Excel「表」をWordにリンク貼り付け、Wordの表装飾や加工について解説してますので、合わせてご参照願います。