Word文書の行間隔と文字間隔を狭くする(詰める)、あるいは広くする設定を解説します。行間・文字間設定で行当たりの文字数を変更できるので、フォントサイズ変更の見た目調整や、ページ数調整などに活用できます。
1. 行間隔と文字間隔を狭くする
2. 行間隔と文字間隔を広くする
使用ソフトバージョン
OSバージョン: Windows 11
Office バージョン:2021
ソフト:Word
1. 行間隔と文字間隔を狭くする設定
余白設定は標準、フォントを「10.5」から「12」に変更すると行間が広くなるので行間を狭めます。その後、文字間も狭めてページ当たりの文字数を増やします。
① 「表示」タブを左クリック→「ルーラー」に☑を入れる→縦軸と横軸の「ルーラー」が表示される
② 「レイアウト」タブを左クリック→[余白▼]を左クリック→「余白」設定が「標準」であることを確認
③ 「フォント」設定「10.5」で全角ひらがな「あ」をページいっぱいに入力→左下に「行数:36、列数:40、文字数1440(36x40)」を読み取る
④ 「フォント」設定「12」に変更し全角ひらがな「あ」をページいっぱいに入力→左下に「行数:18、列数:35、文字数630(18x35)」を読み取る
⑤ ページ全体を選択(アクティブ)→「ホーム」タブを左クリック→「段落」の[「↘](設定)ボタンを左クリック
⑥ 「インデントと行間隔」タブを左クリック→「間隔」の「行間」[▼]を左クリック→「固定値」を選択→「間隔」に「12pt」を入力→[OK]を左クリック(既定フォントサイズ<12pt>が最小間隔、これより数値を下げると文字が重なる)
⑦ 文字数は630文字で変わらず行間が狭まり全体的に上詰めになる
⑧ 全角ひらがな「あ」をページいっぱいに入力→左下に「行数:54、列数:35、文字数1890(54x35)」を読み取る(行間変更の前の3倍の文字数)
⑨ ページ全体を選択(アクティブ)→「ホーム」タブを左クリック→「フォント」の[「↘](設定)ボタンを左クリック
⑩ 「詳細設定」タブを左クリック→「文字間隔」の[▼]を左クリック→「狭く」を選択→ [OK]を左クリック
⑪ 文字数は1890文字で変わらず文字間が狭まり全体的に上詰めになる
⑫ 全角ひらがな「あ」をページいっぱいに入力→左下に「行数:54、列数:42、文字数2268(54x42)」を読み取る(文字間変更の前の1.2倍の文字数)。最終的に行間と文字間変更で文字数は3.6倍になる(630→2268)
行間隔と文字間隔を狭くする設定は以上です。
下記の別記事で、Wordタブ設定、文字変更、ページ設定を解説していますので、合わせてご参照願います。
2. 行間隔と文字間隔を広くする設定
余白設定は標準、フォント「10.5」のまま行間を広くします。その後、文字間も広めてページ当たりの文字数を減らします。
① 「フォント」設定「10.5」で全角ひらがな「あ」をページいっぱいに入力→左下に「行数:36、列数:40、文字数1440(36x40)」を読み取る→ページ全体を選択(アクティブ)→「ホーム」タブを左クリック→「段落」の[「↘](設定)ボタンを左クリック
② 「インデントと行間隔」タブを左クリック→「間隔」の「行間」[▼]を左クリック→既定「1行」より「1.5行」に変更選択→ [OK]を左クリック
③ 全角ひらがな「あ」をページいっぱいする→左下に「行数:24、列数:40、文字数960(24x40)」を読み取る(行間変更の前の約33%の文字数減)→ページ全体を選択(アクティブ)→「ホーム」タブを左クリック→「フォント」の[「↘](設定)ボタンを左クリック
④ 「詳細設定」タブを左クリック→「文字間隔」の[▼]を左クリック→「広く」を選択→ [OK]を左クリック
⑤ 全角ひらがな「あ」をページいっぱいする→左下に「行数:24、列数:34、文字数816(24x34)」を読み取る(行間変更の前の15%の文字数減)。最終的に行間と文字間変更で文字数は約43%減になる(1440→816)
行間隔と文字間隔を狭くする設定は以上です。