縦横グリッド線(升目)表示と、升目に沿って図形や画像のサイズを計測しながら配置する方法を解説します。
1. 縦横グリッド線表示とサイズ設定
2. 縦横グリッド線を使って図形や画像を配置レイアウト
使用ソフトバージョン
OSバージョン: Windows 11
Office バージョン:2021
ソフト:Word
1. 縦横グリッド線表示とサイズ設定
縦横グリッド線表示を「㎜」単位で設定するためにはルーラーの単位表示を「㎜ ミリメートル」に設定する必要があります。ルーラー単位表示と縦横のグリッド線表示・サイズ設定を解説します。
① Wordを開いて既定値を確認(フォント:10.5、ルーラー文字幅単位:40文字)→「ファイル」タブを左クリック
② 「ファイル」の「オプション」を左クリック
③ 「詳細設定」を左クリック→「表示」「使用する単位:」の[▼]を左クリック→[ミリメートル]を選択左クリック→「単位に文字幅を使用する」の☑を外す
④ 「ルーラー」が「ミリメートル単位」表示で幅が「150㎜」に変わっている
⑤ 「レイアウト」タブを左クリック→[配置▼]を左クリック→[#グリッドの設定]を左クリック
⑥ 「グリッドとガイド」の「グリッド線の設定」「文字グリッド線の間隔」ボックスに「10㎜」を入力→「行グリッド線の間隔」ボックスに「10㎜」を入力→「グリッドの表示」「グリッド線を表示する」に☑を入れる→「文字グリッド線を表示する間隔」に☑を入れボックスに「1」を入力→「行グリッド線を表示する間隔」に「1」を入力→[OK]を左クリック
⑦ 一升10㎜x10㎜の縦横グリッド線表示設定完了
縦横グリッド線表示とサイズ設定は以上です。
2. 縦横グリッド線を使って図形や画像を配置レイアウト
一升10㎜x10㎜の縦横グリッド線が表示されているページに図形と画像を挿入し、升目を活用してサイズ調整と配置する方法を解説します。注意点として、図形の挿入時や、図形や画像の移動時に使う左クリックのドラッグは、升目表示の上ではサイズ変更や移動が升目に沿った形となります。升目に沿った形ではなく自由に左クリックのドラッグをする場合は、[Alt]キーを押しながら自由なドラッグ操作ができます。
① 「挿入」タブを左クリック→[図形]を左クリック→「基本図形」の[☀](太陽)ボタンを左クリック
② マウスポインターが「✙」に変わる→起点から左クリックドラッグで対角線右下方向に「✙」をドラッグ移動させて終点でドラッグ解除(ここでは起点〇→終点✜)
③ 「太陽」図形を左クリックで選択(アクティブ)→「図形の書式」を左クリック→[図形の塗りつぶし]を左クリック→「標準の色」の[■](赤色)ボタンを左クリック
④ 「太陽」図形を左クリックで選択(アクティブ)→対角線右下方向にドラッグでサイズ拡大(変更前)縦4升x横4升=面積16升 →(変更後)縦6升x横6升=面積36升
⑤ 「挿入」タブを左クリック→[画像]を左クリック→「このデバイス]ボタンを左クリック
⑥ 挿入する「画像」を左クリック選択→[挿入▼]を左クリック
⑦ 挿入された「画像」(写真)を左クリック選択(アクティブ)→[レイアウト オプション]を左クリック→[背面]ボタンを左クリック(図形「太陽」の下に「画像」が配置される)
⑧ 「画像」の下辺中心の[〇]を左クリックし下方にドラッグして「画像」を拡張
⑨ 「画像」のサイズに合わせて「太陽」を左クリックドラッグで升目に沿ってサイズ変更と移動を行う(変更前)縦6升x横6升=面積36升 → (変更後)縦2升x横2升=面積4升
⑩ 「画像」を左クリックで選択(アクティブ)→「図の形式」タブを左クリック→[アート効果▼]を左クリック→[白黒コピー]を選択左クリック
⑪ [色▼]を左クリック→[彩度:400%]を選択左クリック
⑫ 「画像」を左クリックで選択(アクティブ)→「挿入」タブを左クリック→[図形▼]を左クリック→「基本図形」の[☁](雲)ボタンを左クリック
⑬ マウスポインターが「✙」に変わる→起点から左クリックドラッグで対角線右下方向に「✙」をドラッグ移動させて終点でドラッグ解除→図形「雲」挿入
⑭ 挿入された図形「雲」を左クリック選択(アクティブ)→[レイアウト オプション]を左クリック→[前面]ボタンを左クリック(図形「太陽」の上に図形「雲」が配置される)
⑮ 図形「雲」を[Alt]キーを押しながら左クリックドラッグで升目に沿わずに移動を行う(「太陽」の上に被せる)
⑯ 図形「雲」を左クリック選択(アクティブ)→「図形の書式」タブを左クリック→[図形の塗りつぶし▼]を左クリック→[塗りつぶしの色]を左クリック→「色の設定」の「ユーザー設定」タブを左クリック→「色」を[✙]で選択(「新規」ボックスに選択している色が表示される)→「透過性」ボックス「50」を入力→[OK]を左クリック
⑰ 図形「太陽」を透過している図形「雲」が配置され「画像」と「図形」レイアウトが完成
縦横グリッド線を使って図形や画像を配置レイアウトは以上です。
下記の別記事で、いろいろな方法による画像挿入を解説していますので、合わせてご参照願います。