改行記号の表示/非表示と、文書から改行を削除/挿入して形式を箇条書きから段落文章へ、あるいはその逆に変更する方法を解説します。
1. 「段落記号」(改行)の表示/非表示設定
2. 箇条書きから改行削除→段落文章
3. 段落文章に改行挿入→箇条書き
使用ソフトバージョン
OSバージョン: Windows 11
Office バージョン:2021
ソフト:Word
1. 「段落記号」(改行)の表示/非表示設定
「段落記号」(改行)は既定で表示となっているので、表示を好まない場合の為に非表示にする設定を解説します。ここでは単に「段落記号」(改行)の表示の問題であり、非表示になっていても文の区切りで[Enter]ボタンを押していれば「段落記号」(改行)となっています。一旦入力された「段落記号」(改行)を削除する、あるいは後から挿入する方法については2番、3番で解説します。
① [ファイル]を左クリック
② 「ファイル」メニューの[オプション]を左クリック
③ [表示]を左クリック→「段落記号」に既定で☑が入っている
④ 「段落記号」の☑を外す→[OK]を左クリック
⑤ 「段落記号」(改行)が非表示になる(表示設定は☑を入れる)
「段落記号」(改行)の表示/非表示設定は以上です。
下記の別記事で、Wordページ余白やルーラー表示設定、文字数カウント、全角半角、大・小文字など文字変換について解説していますので、合わせてご参照願います。
2.箇条書きから改行削除→段落文章
箇条書き文書から改行を削除して段落文章に形式変更する方法を解説します。
① 文末「。」+「段落記号」(改行)の箇条書き形式で作成された文書全行を選択
② 「ホーム」のリボン右端に表示されている[置換]を左クリック
③ 「検索と置換」で置換タブが開く→[オプション]を左クリック
④ 「あいまい検索」の☑を外す→[特殊文字]を左クリック→[段落記号]を左クリック
⑤ 「検索する文字列」に「^P」(段落記号)が入力されている→「置換後の文字列」は空欄でOK→[すべて置換]を左クリック
⑥ 「文書の残りの部分も検索しますか?」の[はい]を左クリック
⑦ 「完了しました。」確認→[OK]を左クリック
⑧ 箇条書きから「段落記号」(改行)が削除され、段落文章に変更完了
箇条書きから改行削除→段落文章は以上です。
3. 段落文章に改行挿入→箇条書き
段落文章から改行を挿入、句点を消去して箇条書きに形式変更する方法を解説します。
① 段落文章形式で作成された文書全行を選択
② 「ホーム」のリボン右端に表示されている[置換]を左クリック
③ 「検索と置換」で置換タブが開く→カーソル位置を「検索する文字列」のボックスから「置換後の文字列」のボックスに変える→[オプション]を左クリック
④ 「あいまい検索」の☑を外す→[特殊文字]を左クリック→[段落記号]を左クリック
⑤ 「置換後の文字列」に「^P」(段落記号)が入力されている
⑥ 「検索する文字列」に「。」(句点)を入力→「置換後の文字列」の「^P」の前に「。」(句点)を追加「。^P」→[すべて置換]を左クリック
⑦ 「文書の残りの部分も検索しますか?」の[はい]を左クリック
⑧ 「完了しました。」確認→[OK]を左クリック
⑨ 文末「。」の後ろに「段落記号」(改行)が挿入され箇条書きに変更完了
⑩ 文末「。」+「段落記号」(改行)の箇条書き文書全行を選択
⑪ 「ホーム」の[▤(箇条書き)]を左クリック
⑫ 「行頭文字・」が挿入される
⑬ 「ホーム」のリボン右端に表示されている[置換]を左クリック
⑭ 「検索する文字列」に「。」(句点)を入力→「置換後の文字列」は空欄でOK→[すべて置換]を左クリック
⑮ 「文書の残りの部分も検索しますか?」の[はい]を左クリック
⑯ 「完了しました。」確認→[OK]を左クリック
⑰ 文末の「句点」が無くなり「行頭文字・」+「段落記号」(改行)の箇条書きが完成
段落文章に改行挿入→箇条書きは以上です。