Wordの「表」に掛け算式を入力し、コピペする方法を解説します。最初にコピペができない計算式例、その後でコピペができる計算式で「表」を完成させます。
掛け算式入力コピペ
使用ソフトバージョン
OSバージョン: Windows 11
Office バージョン:2021
ソフト:Word
① 掛け算入力する「表」のWordファイルを開く
② 掛け算式を入力するセルを選択→「レイアウト」タブを左クリック→[計算式]ボタンを左クリック(注意:「レイアウト」タブは「表」が選択される、もしくはセルにカーソルが置かれないと表示されない)
③ 「計算式」のボックスに自動的に計算式「=SUM(LEFT)」が入力されている(補足:この計算式は選択セルの左にあるすべての数字を足し算する。計算式の及ぶ範囲に数字が入っているセルがあれば自動的に判断して「計算式」の候補がアップされる)
【コピペできない掛け算式例】
④ 「計算式」に「=B2*C2」を入力→「表示形式」の[▼]を左クリック→「\#,##0;(\#,##0)」を選択左クリック→[OK]を左クリック(補足: 「計算式」の「=B2*C2」はB列2行目セル「10」掛けるC列2行目セル「500」を行う計算式。「表示形式」の「\#,##0;(\#,##0)」は計算結果の数字の頭に「¥」マークと三桁区切りカンマを挿入する)
⑤ セルに掛け算結果がアップされ「¥」マークと三桁区切りカンマが挿入されている
⑥ 「計算式」が入力されたセルを選択→右クリック→メニューの[コピー]を選択左クリック
⑦ D3のセルを選択→右クリック→メニューの「貼り付けのオプション」の[セルの内容]ボタンを左クリック
⑧ D2の「計算式」をD3にコピペ完了
⑨ D3のセルを選択→右クリック→メニューの[フィールド更新]ボタンを左クリック(補足:Wordの「計算式」は変更毎に手動で更新が必要)
⑩ 更新しても計算結果「\5,000」は変わらない
⑪ D3のセルを選択→右クリック→メニューの[フィールド コードの表示/非表示]ボタンを左クリック
⑫ 「フィールド コード」が表示される→計算式を確認→D2の「計算式」とセルも同じ(B2*C2)ままコピペされているので計算結果「\5,000」になる(補足:D3に必要な計算式は「=B3*C3」つまり20x800=16000)
⑬ D3のセルを選択→右クリック→メニューの[フィールド コードの表示/非表示]ボタンを左クリック
⑭ D2とD3セルを選択
⑮ D2とD3セルを削除(選択状態で[Delete]ボタンを押す)
【コピペできる掛け算式例】
⑯ 掛け算式を入力するセルを選択→「レイアウト」タブを左クリック→[計算式]ボタンを左クリック
⑰ 「計算式」に「=PRODUCT(LEFT)」を入力→「表示形式」の[▼]を左クリック→「\#,##0;(\#,##0)」を選択左クリック→[OK]を左クリック(補足:この計算式は選択セルの左にあるすべての数字を掛け算する。)
⑱ 「計算式」が入力されたセルを選択→右クリック→メニューの[コピー]を選択左クリック
⑲ D3とD4のセルを選択→右クリック→メニューの「貼り付けのオプション」の[セルの内容]ボタンを左クリック
⑳ D2の「計算式」をD3とD4にコピペ完了
㉑ D3のセルを選択→右クリック→メニューの[フィールド更新]ボタンを左クリック
㉒ 計算結果が更新され「\16,000」に変わる
㉓ D4のセルを選択→右クリック→メニューの[フィールド更新]ボタンを左クリック
㉔ 計算結果が更新され「\21,000」に変わり「表」の掛け算式入力完成
掛け算式入力コピペは以上です。
下記の別記事で、WordにExcelの表を貼り付ける2パターンとWord「表」作成について解説していますので、合わせてご参照願います。